アジアで一番人気のテーブルゲームといえば、そう「バカラ」、日本人も中国人も韓国人も台湾人も、みんな大好き「バカラー!」そのバカラのルーツと言われるのが「Punto Banco・プント バンコ 」というゲームです。
アジアのカジノでは必ずフロア中にバカラテーブルが山ほどあります。マカオやシンガポールでは、フロアにある席の約80パーセントがバカラと言われていますので、逆にプントバンコを見かける機会はほぼ無いかもしれません。
ですが、ヨーロッパのカジノでは逆に「バカラ」は依然マイナーな存在。プレイ方法さえ知らん!というカジノプレーヤーがほとんどなんです。2022年私が個人的に行ったヨーロッパのランドカジノでも、バカラほぼ見かけませんでした。
- バカラが無いならプントバンコを!
- プントバンコの基本情報
プントバンコの基本ルール
カードの役割り
ゲームの進み方
カードを引くか、引かないかの早見表
ベットの種類
ベットの方法
配当・ペイアウト
・プント
・バンコ
・タイ(同点、引き分け)
細かいルールがある場合も - プントバンコとバカラの違い
プントバンコは「絞れない」 - オンラインカジノでプントバンコ
- おまけ
バカラが無いならプントバンコを!

😭折角ヨーロッパまで来たのに、バカラがない!
😭もうお家に帰りたいよー!エーーーんっ😭
と、がっかりするのは早すぎますぜ旦那さん。
バカラが無くても、プントバンコならある!というカジノは、ヨーロッパで珍しくありません。
アジア人があまりいないカジノに迷い込んで、バカラにたどり着けない時は、是非プントバンコを探してみてください。バカラとほとんど同じようなゲームで、すぐに「いつものアレだな」という感じに馴染むことができますよ!
プントバンコの基本情報
普段からバカラで遊んでいる方には必要のない情報かもしれませんが、せっかくの機会ですのでプントバンコの遊び方、プレー方法を解説してみます。
日本語で解説しているサイトはほぼ皆無、あっても微妙な情報だったりです。ヨーロッパのカジノへ旅たつ前に、飛行機の中で、現地ホテルで予習する時にでもお役立てくださいね!
プントバンコの基本ルール
プントバンコのルールはバカラのルール同様、いたってシンプルで、
バンコ(Banco)またはプント(Punto)どちらのサイドがゲームに勝つかを当てる
というゲームです。
何をもって「勝ち」とするかと言うと、配られたカードの合計がより9に近い方が「勝ち」です。バカラと一緒ですね!
カードの役割り
カードの種類 | 数え方 |
K / Q / J / 10 | 10 |
A | 1 |
それ以外のカード | カードの数そのまま |
引いたカードの合計数のうち、下1桁がポイントになります。
💡カードの数え方一例!
プントのカードがJと5だった場合、合計15の下一桁で「5」
バンコのカードがAと8だった場合「9」
ゲームに参加するプレーヤーが、次のカードを引くかどうか決める事が出来るブラックジャックなどと違い、プントバンコは単純にどちらのサイドが勝つか、または引き分けかを予想して賭けを行います。
ゲームの進み方
ディーラーがプント・バンコにそれぞれ2枚ずつのカードを配る。
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最初の2枚のカードの合計が9または8の場合はその時点でゲームは終了
⬇️
最初の2枚のカードの合計がプント・バンコ共に6または7の場合はゲーム終了。
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上記以外の状況で、プントのカード合計が5以下の場合はプントに3枚目のカードが配られ、その時の合計数字によってバンコにカードがさらに配られる場合とその時点で終了とに分かれる。
カードを引くか、引かないかの早見表
バカラもプントバンコも同様で、2枚ずつ配られたカードの数によって、もう一枚、またはさらに一枚カードを引くか引かないかが決まります。
もう絶対自分では覚えられそうにない!でも大丈夫です。通常カジノではきっちり教育されたディーラーさんたちが勝手に次のカードを引いたり、その場で決着を付けたりしてくれます。
それでも、僕はワタシは自分で覚えたいんだ!という方はこちらの早見表を頭にぶち込みましょう!

D – DRAW (もう一枚引く)
S – STAND(もう引けない)
ベットの種類
プントバンコもバカラ同様、賭けられる場所は基本的にこの3箇所しかありません。
- プント
- バンコ
- タイ(同点、引き分け)
(サイドベットなどさらにオプションがあるテーブルもありますが、基本は3か所です)
ベットの方法
プントかバンコ、どちらがより強いカードになるか、勝つかを予想します。気持ちが決まったら、チップをどちらかのエリアにおきましょう。

タイ(引き分け)へのベットも同時に行います。ディーラーが「ノーモアベット!」と声をかけたら、その後はベットしたり、チップを動かしたりしてはいけません。
実際、プントバンコのテーブルでも、バカラ同様「プレーヤー、バンカー」と記載されているテーブルもありますし、テーブルはプントバンコっぽいのに、バカラです!というカジノもあります。その辺は気にしないで良いと思います。

配当・ペイアウト
プント
プントに賭けて勝利した場合は掛け金の100%(倍)の配当
バンコ
バンコに賭けて勝利した場合は賭けた金額の100%(倍)からコミッション(通常は5%の場合が多い)を引いた金額が配当
タイ(同点、引き分け)
タイに賭けて当たった場合は掛け金の8倍が配当
細かいルールがある場合も
上記以外にも、片側のカードが同数だった場合や、同じシンボルだった場合にペイアウトがあるような特別なベットができるテーブルもあります。
同じカジノ内でも、テーブルによって多少ベットできる項目が変わったり、ジャックポット機能のようなものが付いているケースもあります。まずテーブルについたらディーラーさんに聞く、またはディーラーさんの横にあるルール表で確認してみましょう!
プントバンコとバカラの違い
基本的にゲーム運びや、「こうなったら、こっちが勝ち!」という条件などは全て同じです。プントバンコを原型に派生したいくつかのゲームのうち、バカラとプントバンコが一番シンプルな設計になっていると言えます。
プントバンコは「絞れない」
違いと言えば、日本人プレーヤーさんも大好きなバカラの「絞り」。テーブルで一番高額ベットをしたプレーヤーさんに、ディーラーがカードを配り、プレーヤーが自分好みのスタイルでドキドキしながらカードをめくる「絞り」。この「絞り」は残念ながらプントバンコでは出来ません。
いくら高額ベットをしても、カードはディーラーの手元で配られ、ペペぺっのぺー!っと、なんの興奮も思わせぶりもドキドキどっきんこも無く、めくられてしまいます。ペペぺっのぺー!っと。
プレーヤーにカードが配られる事もないので、腹いせのように負けた時にカードをピンっと弾いて返す事も、破いたり丸めたりするような、アジア独特の熱いマナー、というか可愛い復讐みたいな行動は出来ないのです。
オンラインカジノでプントバンコ
プントバンコをプレーできるカジノを調べてみました。
カジノ | ゲーム名 | プロバイダー | LIVE? |
カジ旅 | Punto Banco(バカラ) | REDTIGER | NO |
リリベット | Punto Banco プントバンコ | iSOFTBET | NO |
SpinSamurai | Punto Banco プントバンコ | iSOFTBET | NO |
Punto Banco プントバンコ | Evolution | YES | |
PlayAmo | Punto Banco プントバンコ | iSOFTBET | NO |
Punto Banco (バカラ) | REDTIGER | NO | |
Punto Banco プントバンコ | Evolution | YES | |
LuckyFox | 見当たらず | ||
Casino Secret | 見当たらず |
Evolutionのライブ以外だと、3機種くらいがあるようです。マイクロゲーミングやプレイテックからも以前は出ていたはずなので、カジノによってはもっとバラエティ豊富にプントバンコを揃えているカジノもあるかもしれません。多分ないけど。
おまけ
すごーく以前に、このブログにも書いた事がありますが、昔の映画などでプントバンコが出てくるシーンを見ると、Pallet (パレット)と言う木製のヘラのようなもので、ディーラーさんがカードを配ったり、チップを回収している事があります。

このパレットを操る手つきが美しい、カジノディーラーのゲーム運びは、なんと007シリーズの「007 on her majesty’s secret service」(邦題 : 女王陛下の007)や、ショーンコネリーが素敵すぎる 「Dr NO」(邦題 : 007ドクター・ノオ)でも見る事が出来ます。
あらやだ!
ジェームズ・ボンドもプントバンコ好きだったのね!
ボンドも夢中になるようなカジノゲームですから、そりゃアジア中の、いや、アジアの外にもプントバンコ&バカラファンは確実に増えてきています。
是非、ヨーロッパのカジノでも、オンラインカジノでもこのバカラの先祖と言われるプントバンコ、ジェームスボンドのようにスマートにお楽しみくださいね!

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